子供は2歳から幼児教室に通っています。最近、幼児教室で習ったこと、例えば、切り絵や貼り絵をしたり、鉛筆で線を引いたり、共通するものや大きい方に丸をしたりする宿題が好きなようで、嬉しい限りです。
その後年月が経ち5歳になるとひらがなを覚えかけるようになり、6歳となった今はひらがなや数字、少しずつカタカナを書けるようになりました。
ただ、幼児教室の宿題って1枚の用紙に裏表だけなので、すぐに終わってしまいます。
折角子供にやる気があるので、家でもできる幼児向けの家庭学習教材・通信教育を探してみると色々あることがわかりました。小学校との違いに戸惑わないように、今から習慣化したいところです。
関連:幼稚園と小学校の違いに戸惑わないように習慣化する必要性
今回は①ポピー、②Z会、③スマイルゼミ、④天神、⑤まなびwith、⑥すてっぷ、⑦モコモコゼミ、⑧公文の各社を比較し、次に幼児向け家庭学習教材・通信教育教材を選ぶポイント3つについて紹介しています。
各学年(年少・年中・年長)で学習する内容や月額料金、媒体(紙・タブレット)、レベル(難易度)、添削の有無などをまとめています。
無料で資料や問題の見本を送ってもらえますよ。
※2021年1月最新の情報です。
さらに詳しく
1.家庭学習教材 幼児ポピー「ポピっこ」
月刊ポピーの幼児向け家庭学習教材、名前は幼児ポピー「ポピっこ」と言います。
「ポピっこ」の対象年齢は2~6歳の幼児(未就学児童)、大きく4つに分かれています。
テーマ | 親子の触れ合いを通じ、生活から色々なことを学ぶきっかけ作り |
媒体 | 紙(冊子体) |
レベル(難易度) | 基礎〜標準 |
年齢別(学年別)教材コース | |
会員向けサポート | アプリ・運動動画・お話の音声のデジタル教材付き(年少・年中・年長) |
月額料金(会費) |
※2021年度の料金 |
無料お試し教材 | あり |
添削指導の有無 | なし |
監修・指導は脳科学・健康科学分野の篠原菊紀先生が担当、運動遊び監修は幼児運動学40年の柳澤秋孝先生が担当しています。
各年齢(学年)に内容が異なります。
- イヤイヤ期(2歳〜ももちゃん):「心・頭・体」を育てる
- 年少(3歳〜・きいどり):「文字・数・言葉」に親しむ。好奇心を刺激
- 年中(4歳〜・あかどり):入学準備に向けて学習・生活の基礎力をつける
- 年長(5歳〜・あおどり):小学校入学に必要な準備
幼児ポピーのレベル(難易度)は基礎づくりが中心。最終的に小学校の授業についていけるような学習内容になっています。
年少から季節の行事や道具の使い方、ひらがな50音、数字や形を毎月少しずつ覚えられるようになっています。年中・年長になると教材が「わぁくん」と「ドリるん」の2冊になり、少しずつ勉強色が強くなっていきます。
「はなまるシール」を集めるとメダルなどが貰えるので、子供が通信教育を続けていくモチベーションにもなっています。
添削指導は無く、親子で楽しみながら読み進んでいく形。毎月980円〜1,100円なので気軽に始められ、そして継続できるので気にいっています。
幼児教材の中から「幼児ポピー」をおすすめする理由
幼児教材の中から幼児ポピー「ポピっこ」をおすすめする理由は、子供(娘)が2年半学習してきたからです。
きいどり(年少)の途中に無料サンプル(資料)を取り寄せ、3ヶ月間お試し学習した結果入会しました。その後あかどり(年中)、あおどり(年長)と継続しました。
小学校1年生の勉強遅れの対策のためにはじめました。年長(あおどり)の時はひらがなの読み書きや文章に興味が出てきています。
幼児ポピーは小学校に入学してから授業についていけるように作られています。もしそれ以上のハイレベル、例えば小学校受験などを望まれるのであれば2位にした「Z会(幼児コース)」の方がおすすめです。
しかしウチの場合は小学校受験は考えていなかったので、子供が楽しんで学習できることと、月額が安くて経済的に続けられることを考慮して入会を決めています。
その結果、途中で退会することもなく3年間続けられました。
子供は現在小学1年生になり、大きく環境が変わる中でも、いい感じで授業についていけています。
サイトはこちら↓
無料おためし教材プレゼント
関連:幼児ポピー「ポピっこ」を2年半続けて感じたこと、まとめ
2.通信教育 Z-KAI(Z会)幼児コース
通信教育「Z-KAI(Z会)」にも幼児コースがあります。幼稚園の年少組から年長組まで。
レベル(難易度) | 基礎~ハイレベル(お受験) |
媒体 | 紙(冊子体) |
年齢別(学年別)教材コース |
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会員向けサポート |
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月額料金(会費) |
※2021年度の料金 |
無料お試し教材 | あり。「幼児の資料請求(緑色)」から「おためし教材」が無料で届く |
添削指導の有無 | あり |
教材には大きく分けると2種類あります。親子で学習する「ぺあぜっと」と子供が1人で取り組む「かんがえるちからワーク」です。
「かんがえるちからワーク(年中・年長)」は2020年度にリニューアルし、思考力を上げる問題が増えました。
英語は年中と年長を対象に、デジタル教材として「きいてわくわくえいごパーク(年中・年長)」がスタート。スマホ・タブレットを使用します。
2021年度「Z会幼児コース」最新情報
- 2021年度よりデジタルワーク教材「かんがえるちからワーク デジタルプラス」が追加
- 現在「くらべて発見!キャンペーン中」。資料請求で「くらべて発見!グッズ」「せいくらべポスター」(2021年2月22日まで)
2021年4月号よりデジタル教材「かんがえるちからワーク デジタルプラス」が追加されます。
Z会幼児コースのメインテーマでもある「考える力」をさらに多角的に養える教材になっています。
話を聞いて答える問題や動画を見て推理する問題など判断力を養う学習など。年4〜5回配信されます。
Z会は少し料金が高いのですが、それだけ実績があります。未就学児童コースは小学校の入学に向けてのプランがしっかりしており、幼児ポピーよりハイレベルになっています。
文字や言葉、形、数字など覚えていく教材はたくさんありますが、Z会幼児コースは考える力を養う内容が多いので、幼稚園受験や小学校受験を考えている方にもおすすめ。
会費は年少・年中・年長で料金が異なり、受講費は1ヶ月払いと12か月一括払い、6ヶ月一括払いの3種類あります。12か月一括払いは15%割引、6ヶ月一括払いは5%割引とお得になっています。
ザックリ見ると上の会費になります。詳細はサイト内になる会費シミュレーションでチェックするとわかりやすいと思います。
資料請求をすると無料サンプルが届くのでそれで内容を確認してみてください。
↓サイトはこちらから↓
「くらべて発見!グッズ」Wプレゼント中!!
【関連】家庭学習教材・Z会幼児コースの無料サンプルを取り寄せてみたよ
3.通信教育「スマイルゼミ」幼児コース
ジャストシステムの通信教育「スマイルゼミ」はこれまで小学生以上が対象でしたが、幼児コースもスタートしました。
レベル(難易度) | 基礎~標準 |
対象者 | 幼児・小学生・中学生 |
媒体 | 専用タブレットを使った学習 |
年齢別(学年別)教材コース |
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教材内容 | ひらがな、カタカナ、ことば、数、形、時計、英語、知恵、生活、自然(10分野) |
月額料金(会費) |
※2021年度の料金 |
受賞歴 |
|
資料請求 | あり |
添削指導の有無 | なし |
小・中学生コースでたくさんの受賞歴がある「スマイルゼミ」に「幼児コース」がスタート。幼児コースは新年中・新年長に対応しています。
レベル(難易度)は基礎学習が中心で、国語や算数、英語の土台づくりになっています。
ほとんどの通信教育は紙媒体(冊子体)ですが、「スマイルゼミ」だけタブレットによる学習になります。
タブレット学習になるので、年少コースはありません。
他社のような紙媒体(冊子体)での学習の場合、親が説明することが多く自ずとつきっ切りになる必要がありますが、「スマイルゼミ」はその必要がありません。
子供はタブレットの音声の説明通りに進むだけでOK。音声が丁寧に説明をしてくれるので問題の説明やサポートをする必要がほとんどありません。親への負担が少ないが最大の特徴です。
これは実際に使ってみてわかったことです。ほとんどの学習を子供だけで進行できることに驚きました。
英語学習も標準で入っています。資料請求で内容を確認してみてください。
↓サイトはこちらから↓
4.家庭学習教材・知育教材「天神」幼児版
家庭学習教材・知育教材「天神」はモンテッソーリ教育を取り入れた幼児コースです。パソコン版に加え、タブレット版も追加されました。
レベル(難易度) | 基礎~ハイレベル(お受験) |
媒体 | タブレット版・パソコン版 |
年齢別(学年別)教材コース |
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料金(会費) |
※2021年度の料金 |
無料お試し教材 | あり。「資料請求」後にお試し版を申し込む |
添削指導の有無 | なし |
「天神」幼児版は、他社が月額料金に対し、タブレット込みで問題を買い切るタイプです。
タブレット版・パソコン版はインターネットの必要はなくオフラインで学習できます。一度買ってしまうと、兄弟や姉妹がいても3人までは追加料金は発生しません。
対象年齢が0歳〜6歳まで、年齢に関係なくその時の子供の発達や学力によって好きなペースで進められます。
他社の教材とは大きく異なり、IQ・記憶力、思考力を上げるための問題が多いのが特徴。例えばフラッシュカード、マークの位置を覚える、6つの順番を覚えるなど。
幼児向けでありながら、絵を通して何等分するか、折りたたんでいる紙を開くとどのような形になるか、反対の意味などイマジネーションを発達させる問題もたくさん出てきます。
後半にはお受験向けの問題がたくさん用意されているので、一歩進んだ学力や記憶力を身に着けたい子供にもおすすめです。
2020年8月より幼児タブレット版がスタートし、直接タブレット状に文字や形などをなぞれるようになりました。
※パソコン版の場合は、直接なぞれないのでプリンターで印刷する必要があります。
公式サイトはこちら↓
5.通信教育「まなびwith(ウィズ)」(小学館)
小学館の通信教育と言えば「ドラゼミ・ぷちドラゼミ」でしたがサービスが終了し、名称が「まなびwith(ウィズ)」に変わっています。
テーマ | 基礎学力+学びのコツ |
媒体 | 紙(冊子体) |
レベル(難易度) | 基礎~ハイレベル |
年齢別(学年別)教材コース |
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会員向けサポート | わくわくDVD、キャラクター絵本、ダウンロードプリント |
月額料金(会費) |
※2021年度の料金 |
無料お試し教材 | あり |
添削指導の有無 | あり(年に2〜3回) |
小学館だけに以前はドラえもんがメインキャラクターでしたが「まなびwith(ウィズ)」になったことで登場しなくなりました。
新キャラクターは”まなぼうず”という5人のキャラクターになっています(上の画像参照)。
幼児期の2年間と小学生の6年間のあわせて8年間で学びの土台となる「基礎学力+学びのコツ」を習得するのを目標にしています。
2021年度「まなびwith」最新情報
2021年度より「まなびwith」のサービスが大きく変わります。
年少コースが2021年3月で終了し、2021年4月からは年中と年長コースのみになります。
またそれに伴い、年中コースと年長コースの料金が変更されます。
レベル(難易度)は基礎からスタートしハイレベルまで。個別担任がついての添削指導があるので「家庭学習の習慣」が身につくようになっています。
「添削テスト」という名前で、年中コースは2回、年長コースは3回添削してもらえます(年少コースはなし)。
詳細は下の記事にまとめているので、あわせて読んでみてください▼
関連:通信教育「まなびwith幼児コース」の無料サンプルを取り寄せて見たよ
サイト:まなびwith(ウィズ)
6.通信教育教材「すてっぷ」がんばる舎
幼児用通信教材問題集「すてっぷ」。幼児から小学校、中学校まである通信教育・家庭学習用の問題集を制作している会社です。
テーマ | 1日1枚20分のシンプル勉強法 |
媒体 | 紙(冊子体) |
レベル(難易度) | 基礎~標準 |
年齢別(学年別)教材コース |
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料金(会費) |
※2021年度の料金 |
無料お試し教材 | サイト内に「すてっぷ1~6」のPDFファイルあり |
添削指導の有無 | なし |
すてっぷは1から6まであります。幼児コースは「すてっぷ1~5」。「すてっぷ6」は小学生の国語・算数になっています。
コースが細かくあるので、子供のレベルにあった学習ができるようになっています。教材にある「ことば(言葉)」の内容理解から判断して、コースの選択を決めましょう。
レベル(難易度)は基礎〜標準が中心。
サイト内に無料教材サンプルがPDF形式のファイルあるので、だいたいの内容についてはそこで確認できます。
イラストや付録が無い分、一か月800円と最も安いのが特徴。
幼児ポピー(月額980円〜)と料金が近いのですが、教材1冊分の量を含めて考えると、やはり幼児ポピーの方がコスパが良いのかなと思います。
「すてっぷ」は1日20分のシンプル勉強法があります。継続が習慣化されれば力になりそうです。
詳しくは下の記事をあわせて読んでみて下さい▼
関連:がんばる舎「すてっぷ(幼児)」のお試し教材をしてみた感想・口コミ
サイト:がんばる舎
7.幼児通信教育「モコモコゼミ」
テーマ | 楽しみながら知能を育む |
媒体 | 紙(冊子体) |
レベル(難易度) | 基礎~標準 |
年齢別(学年別)教材コース |
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料金(会費) |
※2021年度の料金 |
添削指導の有無 | なし |
これまで「ハローキティゼミ/のりものゼミ」という名称でしたが、2020年度より「モコモコゼミ」に変更されました。
教材内容や価格などの変更はないので、メインキャラクターだけが変更されたことになります。
各教材とも算数強化トレーニング、プチコース(1歳〜2歳)、プレコース(2歳〜3歳)、年少・年中・年長クラスの5学年あります。
レベル(難易度)は基礎が中心で、添削指導はありません。子供の個人情報が外部に漏れないという点が大きな特徴です。
プチコース以外は2,420円(税込価格)。
2021年から幼児オンライン教室「モコモコちゃんねる」がスタート(別途料金要)。プレコースから年長コースの教材内容に連動したオンライン動画になっています。
教材とあわせて動画も学習すると毎月2,420円(教材)+980円(オンライン動画)=3,400円(税込)もかかるので結構割高になります。
サイト:モコモコゼミ
8.公文の通信教育・幼児コース
テーマ | 教室に通えない方のために通信学習で取り組む |
媒体 | プリント紙(冊子体) |
レベル(難易度) | 基礎~標準 |
年齢別(学年別)教材コース |
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料金(会費) |
※2021年度の料金 |
添削指導の有無 | あり |
教室に通って学習することでお馴染みの公文には、通えない方のために通信教育があります。
基本は小学生ですが、幼児コースもあります。
対象年齢は通信教育については3歳以上が推奨されています。
その理由は、ひらがな・数の読み、運筆を学習するから。その他、数を30まで数えられるなどの条件もあります。
他の通信教育と違い、いきなり勉強色が強いので、もし始めるのであれば年齢が上がってからの方が取り組みやすいかと思います。
月額料金は教室学習と同じ。また、小学生と同じ料金でもあるので、かなり割高。1教科だけでも8,250円かかります。
それを踏まえて、公文の通信教育をしたいのであれば、資料請求してみて下さい。
迷っているのであれば、まずは幼児ポピーやZ会から始めるのがおすすめです。
関連:公文通信教育幼児コースの口コミ、教室学習との違いも解説
サイト:公文式教育学習
その他
家庭教材ではありませんが、幼児教室の内容を家でできるのが「学研の家庭教師」です。
複数の習い事で教室まで行けない方や教室までが遠い方にはおすすめ。小学校受験コースもあります。
下の記事に幼児コース3つの詳細を紹介しています。あわせて読んでみてください▼
ここで確認!幼児向け通信教育・家庭学習教材を選ぶポイント3つ
ここで幼児向けの通信教育・家庭学習教材を選ぶのに必要なポイントを3つ確認しておきましょう。
目的により教材のレベル(難易度)が変わってきます。
目的 | 通信教育をする目的により選ぶ教材が異なる |
レベル(難易度) | 「小学校の授業について行ける基礎レベル」、「お受験を考えている応用レベル」など |
料金 | コスパの良い継続できる教材か。応用・お受験レベルは料金が高くなる |
我が家の例
年少の頃、親としては小学校受験を考えていましたが、子供がお受験をするには難かしいことがわかったので、小学校の授業についていけるレベルに変更。
料金が安くコスパの良い「幼児ポピー」を選びました。
「現時点ではまだ漠然としか考えていない」というのであれば、まずは複数の資料を取り寄せてみて下さい。お試し教材もセットで入っています。
まとめ
幼児向けの通信教育・家庭学習教材(幼児通信教育)の①ポピー、②Z会、③スマイルゼミ、④天神、⑤まなびwith、⑥すてっぷ、⑦モコモコゼミ、⑧公文の特徴を比較してご紹介しました。
ランキング1位にした「幼児ポピー」は楽しく安く続けられる教材、内容も充実しているので一番コスパがよくお得です。
それに対しZ会は思考力を養う応用レベルの教材であることを、資料請求(お試し教材付き)でわかりましたが、月額料金が高いのでその点だけが気になりました。
もちろん塾に通うことを比べたらかなり安いのですが、継続できるのかなという理由で比較した結果、ポピーにしました。小学校受験を考えている方におすすめです。
なので、幼児ポピーもZ会も難易度の違いがあるだけで、どちらも優れています。お試し教材を両方取り寄せて、どちらが子供にあうのかを比較してみてください。
学習というのが入っているので、幼稚園年少組(3歳〜4歳)辺りからが始め時だと思います。年少は遊び中心で、年中・年長からは鉛筆を持ち、ひらがな・カタカナ・数・時計などが始まるので勉強が入ってきます。
少し形態が異なりますが「こどもチャレンジ」や「くもんの通信学習」もあり。タブレットだと「スマイルゼミ幼児コース」と「天神幼児版」になります。
料金や対象年齢、レベル・内容、添削の有無、無料サンプル資料などから比較してみて、子供にあった幼児学習教材をみつけてみてください。
迷ったら料金が安くて添削指導もない幼児ポピー「ポピっこ」が経済的にも続けやすいと思います。