子供が小学生になり授業についていくことの重要性を実感しています。特に算数の計算と文章問題、そして国語の漢字、内容読解。
授業と宿題があまりにも多く、それが毎日続くので、子供が途中で嫌がってしまうとどんどん取り残されそうになってきました。
そこで幼児期と同様、小学生でも通信教育を始めてみることにしたのです。
小学生の教材を始めるに至り色々と気になることがあります。例えば「教材が学校の教科書にそった内容か?」「難易度(レベル)はどれぐらいか?」「月額はいくらか?」「添削はあるのか?」といったこと。
折角始めるのだから納得して始めたいですし、もちろん長期間続けてみたいという想いがあります。
今回は小学生の家庭学習教材・通信教育について各社を比較してみました。学習内容や添削の有無、月額料金、難易度(レベル)、資料請求&無料見本などを中心に紹介します。
子供にあう通信教育教材を見つけて見て下さい。
2021年度に対応
- 2021年度の料金・内容に変更しています
- 幼児向けの通信教育については「【最新版】おすすめの幼児向け通信教育・家庭学習教材7社を比較」にまとめています
1.家庭学習教材「小学ポピー」
月刊ポピーの小学生向け家庭学習教材、名前は「小学ポピー」と言います。
小学1年生~6年生の教科書に沿った学習内容になります。
テーマ | 10分寄り添い、子供には楽しい勉強を |
媒体 | 紙(冊子体) |
レベル(難易度) | 教科書に沿った内容・基礎力 |
年齢別(学年別)教材コース | 小1、小2、小3、小4、小5、小6 |
月額料金(会費) |
※2021年度の料金 |
無料お試し教材 | あり |
添削指導の有無 | なし(希望者は診断あり) |
家での勉強を習慣化させるために、最初の10分間の寄り添いが重要。子供をほめて、認めて育てていくことがテーマになっています(「小学ポピーまるごとガイド」より)。
ランキング1位にした理由は、我が家が小学ポピーを学習しているから(幼児ポピーから継続中)。
添削指導は無いので気軽に始められますし、その時の理解度によってスピードを緩めることもできます。
毎月届く問題の量に最初は驚かされましたが、教科書に沿った学習になるので、「その日小学校で勉強した内容と同じページを学習するだけで良い」という進め方にすると、毎日の学習時間はそれほど長くならないことが実際に学習してみてわかりました。
学校で学習したことは、すぐに復習しなければ65~72%で忘れてしまうそうなので、小学ポピーを使っての復習は効果的に進められています。
できたらシールを貼ったりなど、楽しく続けられる工夫もありますよ。
添削指導はありませんが、子供の現状を診断してほしければ「診断シート」を応募することで、先生から診断のアドバイスがもらえます(希望者のみ)。
問題それぞれに「ほめどころのアドバイス」が載っているので、親はそこに書かれてある通りに言うだけで、本当に子供がやる気がアップするのでそれに従って続けています。
国語だと漢字、文章問題、算数だと計算(足し算・引き算・繰り上がりの有無、掛け算など)、文章問題など1科目だけでたくさん学習し理解することが増えています。
小学生の問題量から判断して、小学ポピーは月額料金が比較的安いので続けられる点も魅力です。
特に低学年では小学校の授業で良い点を取ることが重要。もし高学年になり中学入試を希望する方は、小3や小4あたりから難易度の高い通信教材に乗り換えるのも良いかと思います。
小1の料金が2,500円に値下げされ、より始めやすくなりました。
小学校の教科書に沿った教材を求めている方、学校で良い成績を取りたい方、料金が安い教材を探している方におすすめです。
↓サイトはこちらから↓
関連:家庭学習教材「小学ポピー」の無料サンプルを取り寄せてみたよ
関連:小学ポピー1年生の教材を全て紹介。教科書に沿った学習ができるよ
2.通信教育「Z会 小学生コース」
通信教育「Z会 小学生コース」。対象学年は小学1年生~小学6年生の標準コース以外に、小学生タブレットコース、小6向けの中学準備コース、中学受験コースと3種類あります。
上の写真は表側「けいけん(経験)・さんすう(算数)・みらい思考力ワーク・てんさくもんだい見本」。裏側はこくご(国語)があります。
テーマ | 「考える力」が未来を拓く |
レベル(難易度) | スタンダード〜ハイレベル、「教科書+α」の力を身に着けたい方、「難関国私立中学受験」を予定している方向け |
媒体 | 紙(冊子体)・タブレットどちらかを選択可能 |
年齢別(学年別)教材コース |
※どのコースにも「英語」と「プログラミング学習Z-pro」のデジタル教材が含まれる
|
月額料金(会費) |
※2021年度の料金 |
無料お試し教材 | あり |
添削指導の有無 | あり |
コースは大きく4つ、小学生コース(各学年)、小学生タブレットコース(全学年)、中学受験コース(小3~小6)、中学準備コース(小6)となっています。
2021年度より「小学生タブレットコース」が全学年で実施されます。これにより全学年で紙媒体かタブレットかを選べるようになりました。
小学3年生からは「小学生3年生~6年生コース」か「中学受験コース」が選べます(小6はさらに「中学準備コース」も追加)。
どのコースにも英語とプログラミング学習Z-proが含まれています。この2科目だけはタブレットを使ったデジタル学習になります。
他の通信教育と比べて月額料金が高いのですが、添削指導付きなのと学習内容の選択が豊富なので、満足度の高い教材です。中学受験を考えている方におすすめ。
イード・アワード2020の「通信教育」部門の「最優秀賞」満足度No.1に選ばれました。オリコン顧客満足度2021受賞(6年連続)
月額料金は各学年で異なり、またレベル別教材によっても料金が異なるようになっています。
例えば小学1年生コースの場合は以下の通り(一例)
- スタンダード:3,927円
- ハイレベル:4,301円
- スタンダード+「みらい思考力ワーク」:4,581円
- ハイレベル+「みらい思考力ワーク」:4,955円
※1年分一括払いした時の1か月あたりの料金
※2021年度の料金
学習レベルはスタンダード(標準)とハイレベルの2種類あり、それに「みらい思考力ワーク」を付けるかによって料金が決まります。
※紙媒体かタブレットによっても月額料金が異なります。
2021年度Z会小学生コース最新情報
2021年度にZ会小学生コースに追加される最新情報を追加して紹介します。
- 小学生タブレットコース2年生がスタート、全学年で小学生タブレットコースを選択できる
- Z会小学生コース3年生・4年生で「思考・表現力講座」が開講
Z会は紙の教材「小学生コース」とタブレットで学習する「小学生タブレットコース」2種類あります。
2021年に小学2年生が開講することで、全学年で紙の教材かタブレットを選択できるようになりました。
その他、小3・小4で自分の考えを正しく伝える学習「思考・表現力講座」がスタートします。これは紙の教材だけになります。
2021年からは小3・小4で「思考・表現力」、小5で「作文」、小5・小6で「公立中高一貫校適性検査」を別途選択できるようになりました。
小学生3年生以上になると、中学受験する子供は塾に通い始めます。その時に塾にあう子供とあわない子供が出てきます(その他塾に通えない場所に住んでいる場合なども含む)。
もし塾が子供にあわない場合や塾に通えない方は、この「Z会 小学生コース」を家で始めている子供が多いです。
小6を見るとZ会で中高一貫校に合格したという実績一覧が公式サイトにずらっと紹介されているので、その点からもZ会の実績が評判通りであることがわかります。
総合すると「Z会 小学生コース」は他の通信教育と比較するのと同時に、進学塾と比較することも必要なのがわかります。それだけハイレベルの学習も通信教育でできるのです。
紙の教材の場合、1教科から受講可能。苦手分野の対策におすすめです。
1か月から学習できるので、いつでも辞めたいときに辞めることもできます。気軽に始めてみて下さい。
↓公式サイトはこちら↓
関連:Z会小学生コース(小1)の無料お試し教材を取り寄せたよ
関連:Z会小学生タブレットコース、2021年小2が追加され、全学年で選択可能に
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3.通信教育「スマイルゼミ」小学生コース
ジャストシステムの通信教育「スマイルゼミ」小学生コース。1年生から6年生まで。
レベル(難易度) | 基礎~標準 |
対象者 | 小学1年生~6年生、(幼児・中学生もあり) |
媒体 | 専用タブレットを使った学習 |
年齢別(学年別)教材コース | 小1、小2、小3、小4、小5、小6 |
教材内容 | |
月額料金(会費) |
※2021年度の料金 |
受賞歴 |
|
資料請求 | あり |
添削指導の有無 | なし |
幼児、小学生、中学生コースまで数々の受賞歴がある「スマイルゼミ」。
小学生コースは各学年ごとに国語、算数、英語、計算ドリル、漢検ドリル、特別授業でプログラミングなどの学習が行えます。教科書に沿った問題が中心。
他社と異なるのは国語・算数・英語以外に、「漢検ドリル」と「計算ドリル」が別にあることです。
漢検ドリルは10級から1級まで。計算ドリルも6級から1級まであります。その他、別途月額を支払う必要がありますが、英語プレミアム(「HOP」「STEP」「英検コース」)もあります。
「スマイルゼミ」の大きな特徴は、親(保護者)が一緒に教える必要がないことです。子供が自分で問題を読んで(又は音声が読み上げてくれる問題もあり)、自身が各教科に取り組めるようになっています。
勉強と聞いただけで子供は嫌がるものですが、この「スマイルゼミ」は学習をしている感覚が少ないからか、子供が自主的に取り組めています。
あとは小1で漢検10級に合格したり、計算ドリルで100点とったりしたことで、次へのモチベーションアップに繋がっているのだと思います。
子供が自然にやりたくなる工夫があるので、嫌がることなく学習ができています。
↓サイトはこちら↓
関連:スマイルゼミには算数力をアップさせる計算ドリルがあるよ
関連:スマイルゼミには漢字検定と同じ傾向の問題を勉強できるドリルがあるよ
関連:スマイルゼミ小学生コースのプログラミングを学習してみた
4.小学館「名探偵コナンゼミ 通信教育」まなびwith監修
小学館の通信教材と言えば「ドラゼミ」という名前でしたが、それが終了し、新しく「まなびwith(ウィズ)」という名前に変わり新スタートしました。
それから再び2021年度より「名探偵コナンゼミ通信教育 powerd by まなびwith」という名称に変更されます。
テーマ | 「考える力」「ひらめく力」「伝える力」を身につける |
媒体 | 紙(冊子体) |
レベル(難易度) | 基礎~ハイレベル |
年齢別(学年別)教材コース | 小学1年生~小学6年生 |
教材内容 | 国語、算数、思考、英語、理科(小3~小6)、社会(小3~小6) |
月額料金(会費) |
※2021年度の料金 |
無料お試し教材 | あり |
添削指導の有無 | あり(年に2〜3回) |
小学館の通信教育2021年度から「名探偵コナンゼミ通信教育 powerd by まなびwith」という名前に再変更されます。
これまでも一部ですが「まなびwith」内にコナンが登場していましたが、2021年度から全面的に登場しながらも、料金を値下げしてきました。
「名探偵コナンゼミ」は大きく分けると「通信教育」と「ナゾトキ(月額680円)」の2つあります。
教材学習については「名探偵コナンゼミ通信教育」という名前。それにプラスして「ナゾトキ」というゲーム形式を加えるかで料金が変わってきます。
問題のレベルは基礎から応用まであります。国語の内容は難解問題(マスター)や作文添削、算数の内容は文章題や図形問題を強化。また添削指導もあります。
詳しくは下の記事に書いているのであわせて読んでみてください▼
関連(名探偵コナンゼミ 通信教育):2021年度「名探偵コナンゼミ 通信教育」小学生コースの料金や内容について
関連(まなびwith):通信教育「まなびwith小学生コース」の無料サンプルを取り寄せて見たよ
↓公式サイトはこちら↓
5.通信教育 がんばる舎「gambaエース」
テーマ | 1日プリント課題を20分集中 |
媒体 | 紙(冊子体) |
レベル(難易度) | 教科書に沿った学習、基礎 |
年齢別(学年別)教材コース |
|
科目 | 国語、算数、生活(1~2年)、理科(3年~6年)、社会(3年~6年)、英語、なぜなに? |
料金(会費) |
※2021年度の料金 |
無料お試し教材 | あり(初回0円お試し、一部公式サイトに教材サンプルあり) |
添削指導の有無 | なし |
リビング学習をすすめているのががんばる舎の「gambaエース」。授業内容と同じで、毎日プリント学習を20分間だけ親子で続けることを目標にしています。
他社の通信教育とは異なりとてもシンプルな内容で、各学年の国語、算数、英語、なぜなに?、理科、社会、生活以外では、応用算数である「パワーアップ算数」があるのみ。こちらは4冊の年間教材(25ページ×4冊=100ページ)となっています。
800円と月額料金が安いだけに、1か月の教材のページ数は「国語16ページ、算数17ページ、英語6ページ、なぜなに3ページ」と少なくなっています(一例)。
他社のように本格的にしたいわけではないけど、少し子供に教科書に沿った内容を復習させたい方向けだと思います。
詳しくは下の記事をあわせて読んでみてください▼
関連:がんばる舎「Gambaエース」の教材サンプルをしてみた
↓公式サイトはこちら↓
その他
外で学ぶ場合は塾という選択肢がありますが、家で学習する場合は今回紹介した「家庭学習教材・通信教育」以外にもう一つ「家庭教師」という選択肢もあります。
家で親が教える時は「家庭学習教材・通信教育」になりますし、親が教えられない時は「家庭教師」という流れになります。
小学生低学年までは親が教えられますが、中学受験を希望されている方は専門知識がいるので途中から家庭教師に切り替えるという方もいます。
下の記事に小学生コース、中学受験コースの2つの詳細を紹介しています。小学生コースには国私立小学校補修コースもあります。あわせて読んでみてください▼
まとめ
小学生向けの家庭学習教材・通信教育4社を比較してまとめてみました。一つの教材に選ぶには以下の点がポイントになります。
- 月額料金
- 難易度(学校の授業についていければよい、中学入試を希望している)
- 子供が目標とするところ(中学受験?授業についていく?)
- 添削の有無
添削がある通信教育だとそれだけ月額料金が高くなります。中学受験を考えて通信教育をはじめたいという方はZ会やまなびwithにになるのかなと思います。受験を希望される方は個人的に「Z会」がおすすめです。
まだそこまでは考えておらず、「小学校の授業についていければそれで良い」という考えであれば、小学ポピーやgambaエース、タブレットだとスマイルゼミが良いと思います。
因みに我が家は幼稚園の年少の時から「幼児ポピー」を始めた関係で、今でも「小学ポピー」を続けています。
小学ポピーは学校の内容に沿っているので子供も気に入っています。教材のバランスも丁度良いと感じているので、今から他社に変える必要はなくそのまま続けている状態です。
子供の性格にあわせて教材をチョイスしてみてください。それぞれお試し見本があるので、各社取り寄せてみて実際に試してみて子供にあう通信教育を見つけ出してください。