ABCマウスイングリッシュのレベル別カリキュラムと学習終了後に得られる効果

子供英語オンライン教材「ABCマウスイングリッシュ（旧名称：楽天ABCmouse）」でどのような英語学習ができるか気になるという方も多いと思います。

今回はABCマウスイングリッシュのレベル別カリキュラムについてです。

大幅なリニューアルにより、レベル1〜レベル4まで学習することができるようになりました。

今回「レベル1〜レベル4はどのような英語学習内容なのか？」についてまとめてみました。

また、レッスンの終了後に得られる効果についてレベル別に紹介します。

ABCマウスイングリッシュで身につく英語力

まずはABCマウスイングリッシュで身につく英語力についてです。

公式サイトには6人の早期英語教育の専門家の名前と写真があり、そのうち2人が博士の学位を持っています。

この6人のカリキュラム委員がABCマウスの学習カリキュラムを作っています。

ABCマウスイングリッシュをカリキュラム通りに継続していくと、以下の英語を身につけることができます。

• リスニングと理解する力
• スピーキング力
• フォニックスとリーディング
• ラインティング

ABCマウスはアメリカ人が母国語を学ぶのと同じ順番に習います。

英語を日本語に訳すのではなく、英語のままリスニングし、そのまま理解、覚えたフレーズを使って英語で話す力を養っていきます（母国語方式）。

最近では子供の英語学習のスタートと言えば、フォニックスが当たり前になっているように、ABCマウスイングリッシュにもフォニックスが含まれています。

次の段落からは、現在学習が可能になっているリニューアル版のレベル1〜レベル4について、詳細内容を紹介します。

 

ABCマウスイングリッシュレベル1：英単語の理解・単語と短いフレーズをリピート

ABCマウスイングリッシュ（リニューアル版）のレベル1は、英語に触れたことが無い子供たちに向けて作られたレッスンになっています。

• レベル1：65個のレッスン・215の単語が覚えられる
• リスニング力とスピーキング力の基礎づくり
• 初めて英語に触れる子供たちに興味を持ってもらうためのアクティビティ

今回リニューアルされた理由の一つに「これまでのABCマウスは少し難しい」という口コミがあったのかもしれません。

そういうことから、リニューアル後のレベル1では簡単な単語やフレーズや日本語が少し入るようになっています。

※日本語はネズミのABCマウス君が話す部分だけ。

レベル1終了後に得られる効果

• 指示を与え、指示に従う
• ジェニファー先生がや子供たちが簡単な質問をし、それに答える
• 動物、植物、物を英語で理解する
• 色と数字（1〜10）を覚える

参考：ABCマウスイングリッシュ公式より

色や数字、動物、植物などの単語を覚えることが中心になっているので、これまで英語学習をしたことが無い子供たちにとっては良いスタートになります。

それに比べ、リニューアル前からABCマウスイングリッシュを使っていた子供たちにとっては少し物足りず、簡単すぎる内容になっています。

では、ABCマウスは難易度が簡単になってしまったのかというと、そうではなく、リニューアル前のレベル1が、リニューアル後のレベル2の難易度になっていることが実際に学習してみてわかりました。

リニューアル後のレベル1は初心者向けに追加されているので、もし内容が簡単すぎると感じるのであれば、レベル2に上げて進めてみて下さい。

レベル1学習中に「レベル2に進むことができるよ」というメッセージがあれば、レベル2に上げることができます。

英語初心者の場合は、必ずレベル1の65のレッスンを全て終わらせてからレベル2に進んで下さい。

 

ABCマウスイングリッシュレベル2：単語を理解・文章をリピート

ABCマウスイングリッシュ（リニューアル版）のレベル2はレベル1の続きで、リスニング力とスピーキング力をさらに伸ばすカリキュラムになっています。

• レベル2：65個のレッスン、305の単語が覚えられる
• リスニング力とスピーキング力をさらに伸ばす
• 挨拶、自己紹介、身体の部位、洋服、色、家族の周りの人々、教室、数字など身近で使う単語を中心に学習
• 複数形、代名詞、法助動詞、形容詞、命令文など簡単な文法や文書構造を学習
• CEFR：Pre-A1

参考：ABCマウスイングリッシュ公式より

挨拶、自己紹介、服、身体の部位などを覚えていくので、実際に使える内容になっていきます。

単語と同時に文法やイディオムなどもあわせて覚えていくので、レベル2からがABCマウスの素晴らしさがよくわかると思います。

レベル2終了後に得られる効果

• 挨拶や丁寧な表現を英会話で使う
• 人や物を識別し、描写する
• 数を数えて、それを正しく使う
• 英語で「好き」と「好きではない」を使った表現ができる
• 英語で「できる」と「できない」を使った表現ができる
• 指示を与え、指示に従う
• 簡単な質問をし、それに答える
• CEFR：Pre-A1

参考：ABCマウスイングリッシュ公式より

身の回りの単語を覚えて、それを使って挨拶や簡単な英会話をします。

リニューアル前のレベル1の内容が、リニューアル後のレベル2にあたり、以前の映像もいくつか出てきますよ。

特に「I like〜」や「I don't like〜」の表現や、「I can 動詞〜」や「I can't 動詞〜」という表現を何度も繰り返し答えたり、スピーキングをしたりして覚えていきます。

レベル1のところでも書きましたが、ABCマウスの良さを実感できるのはこのレベル2からになります。

ウチの娘はディズニー英語システム（DWE）ユーザーなのですが、ABCマウスイングリッシュのレベル2はとても学習内容がマッチしていて、並行して学習できるので気に入っています。

レベル2からは、これまで別の教材や英会話教室などで英語を学習してきた子供たちには、リスニングはもちろんのこと、スピーキング（アウトプット）としても使えます。

レベル2学習中に「レベル3に進むことができるよ」というメッセージがあれば、レベル3に上げることができます。

 

ABCマウスイングリッシュレベル3：短い会話全体の意味を理解・短いフレーズで質問に答える

ABCマウスイングリッシュ（リニューアル版）のレベル3は、レベル2までとは大きく異なり会話が中心となります。

• レベル3：65個のレッスン、330の単語が覚えられる
• リスニング：文章や短い会話、全体の意味を理解する
• スピーキング：単語や短いフレーズで質問に答える
• アドベンチャーブックが追加
• CEFR：A1

参考：ABCマウスイングリッシュ公式より

レベル3は330の単語が覚えられます。レベル1〜3までを合わせると850の単語を覚えたことになります。

レベル3終了後に得られる効果

レベル1とレベル2では主に「単語」が中心でした。では「文章・会話」については言うと、スピーキングではレベル2の途中から短い文章がスタートしています。

そしてレベル3になり、リスニングとスピーキングともに短いフレーズを使った内容になりました。

短い英会話を理解したり、短いフレーズで出された質問に答えたりと、英会話ベースの学習がレベル3では出来るようになっています。

レベル3を学習することで、ABCマウスの良さを実感できるかと思います。

これまで他の子供英語教材を並行して学習している方だと、レベル1・レベル2は簡単だと感じられるかと思います。

それは単語ベースだったから。

「リニューアルしてから内容が簡単になった」と感じている方は、レベル3に変更すると希望する英会話ベースの学習ができるかと思います。

 

ABCマウスイングリッシュレベル4：対象年齢は7歳以上、中級レベルの英語力が身につく

レベル4の対象年齢は7歳以上で、中級レベルの英語力が身につきます。

• 文法：比較級、最上級、複数形（esがつくような不規則な形）、三人称動詞、不定詞、冠詞、前置詞、現在形、過去形、節が含まれている文の構造
• 自分が住んでいる場所を説明
• 街の場所、働く場所について
• 物や場所の位置を説明
• 比較や対照
• ショッピングで値段を聞く
• メニューから食べ物を注文できる
• 過去の出来事や経験を話す
• 芸術や物語を説明できる

参考：ABCマウスイングリッシュ公式より

4つのスキル（リスニング、スピーキング、リーディング、ライティング）の中で、特にリスニングとスピーキングが最高レベルになっています。

英語のリスニングとスピーキングを強化したい方は、このレベル4を何度も繰り返すのがおすすめです。

レベル4まで来ると、お店で値段を聞いたり、気に入ったものを購入できるまでができるようになります。

▲レベル4では会話のやり取りをするスピードが早くなります。アメリカの男の子や女の子と一緒に問題をする場面。

 

▲右に並んでいる単語を並び替えて文章にするレベう4の問題。

 

▲レベル4ではテーマに沿った英語絵本をリスニングします（今読んでいるところがマーカーで塗られる）。

普通に関係代名詞も出てきたりと、日常生活で使う英会話の構成がよくわかりますよ。

このデジタル英語絵本は、後で復習することも可能です。

 

まとめ

「ABCマウスイングリッシュ（旧名称：楽天ABCマウス）」のレベル1、レベル2、レベル3、レベル4の学習コース・カリキュラムの内容や、学習後に得られる効果についてまとめてみました。

リニューアル後はレベル1が簡単な内容になったので、最初見た時は「えっ？」ってなりましたが、レベル2の途中以降は納得の内容になっていますよ。

• 英語初心者の子供：レベル1から学習
• 少し英語を学習している子供：レベル1やレベル2が簡単だと感じたらレベル3以上に上げる
• 英語レベルが中級の子供：レベル4とデジタル英語絵本を中心に学習する

以上のように使っていけばよいかと思います。

親から見るとレベル1は簡単すぎるように感じますが、その中にでも一部子供にとっては知らない単語があると思うので、そのまま学習し続けるのが良いかと思います。

リニューアルでは実写の先生や子供たちが登場しており、小さな子供たちにも熱中しやすい内容になっています。

レベル2以降は新キャラクター「Yum Yum」も登場したりと、以前よりも凝っていてパワーアップしているのを感じました。

ABCマウスイングリッシュのレベル2以降のカリキュラムを体験して、その良さを実感してみて下さいね。